【千六本】(せんろっぽん)

【千六本】(せんろっぽん)

だいこんをせん切りにするときには、

【千六本に切る】といいます。
 

千六本

 

「下女大根五百三本ほどに打ち」とは、

江戸の川柳。
 

二の腕もたくましい下女が、

ザックザックとだいこんを切れば、

千六本の倍の太さで、

数にすれば半分の五百三本、

と茶化した句です。
 

でもこれは数字で表すものではありませんね。
 

「千」とは千切り、

繊切りとも書くように、細く切ることです。
 

混乱のもとの「六本」は当て字で、

もともとは「ロウブ」といって中国語でだいこんのことです。
 

中国の僧侶がだんこんのせん切りを

「センロウブ(繊維のようなだいこん」」と答えたので。

センロウブ→センロッポ→センロッポンとなり、千六本の字を当てたとか。
 

ですから、千六本はだいこんに限って使う言葉です。
 

にんじんやほかの野菜をせん切りするときに

「千六本に切る」とは言いません。
 

結構、間違っている人いるんじゃないですか??
 

【産直の庭】池田

 


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