【塩炒り】

【塩炒り】
なつかしく、素朴な美味しさです!

塩炒り

豆やぎんなんなどに塩をふって、
香ばしく炒りながら塩味をつけることです。
 

炒る(煎るとも書きます)とは、
油やだしなどの液体を入れずに、
弱火で箸などで絶えず混ぜ合わせながら
水分を飛ばすようにして、
火を通す調理法です。
 

炒り煮という場合は、
材料を炒ってから、
調味液を加えるか、
最初から調味料と一緒に入れて
混ぜ合わせながら水分を飛ばします。
 

いまでは、ほとんど使われなくなりましたが、
この塩炒りという調理法に
ぴったりの道具が焙烙(ほうろく)。 
 

ほうろく

かつては、たいていの家にあった厚手で素焼きの、
そこの浅い鍋の事です。
 

土鍋を浅くしたような感じですね。
厚手の陶器は熱をやわらかく伝えるので、
豆などを入れて気長に炒ると、
香ばしく程よいかたさに仕上げることが出来ます。
 

節分の豆を炒ったり、
正月の鏡餅を細かくくだいて炒ったり、
と出番が多く生活になじんだ鍋
だったことが伝えられています。
 

新しい調理器具がいろいろ登場してきた
明治頃から敬遠されがちになったとか…
でも、戦後しばらくは残っていたようです。
 

最近、和風料理が見直される風潮があるせいか、
時に民芸風の和の調理器具として
見かけるようになっています。
 

とはいえ、
今は焙烙がある家はほとんどないでしょうね。
塩炒りするとなると、
厚手の鍋やフライパンに入れて、
弱火でこまめに混ぜながら火を通すのが一般的ですよね。
 

でも、焙烙を手に入れて、
塩炒りしてみたいですね!
 

【産直の庭】池田


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